以前、MacBook Air (M1, 2020) に熱伝導シートを貼るとパフォーマンスが上がるという話題がありました。
熱伝導シートは購入していたのですが、今回ようやっと作業することができました。
ツール
MacBook Airの裏蓋を外すにはT5のペンタローブドライバー(星型のやつ)が必要です。よくあるトルクスドライバーだと嵌まらないので注意が必要です。
分解
背面の10個のネジを外します。場所によって長さが違うので注意。
熱伝導シートの加工
この部分に貼ります。
今回は1.5mmの熱伝導シートを使いました。
適当に切って貼り付けます。左側は少し窪んでいますが、2重にすると丁度いいくらいになります。
スペーサーの除去
私のMacBook Airには、窪んでいる部分に対応する形で蓋の方にスポンジのようなスペーサーがついていました。
熱伝導率悪そうなので、今回は除去して、先ほど貼り付けた2重の熱伝導シートが直接裏蓋に接触するようにします。
組み立て
裏蓋を嵌めて、ネジを元通り締めます。
ベンチマーク
できたのでCINEBENCH R23(10分回すやつ)でベンチマークを取ってみます。
↑貼る前↓貼った後
マルチコアで 6775pts が 7128pts になったので5%くらいの性能アップとなりました。Xeon@2.66GHzを超えて順位が一つ上がっています。
シングルコアについてはあまり熱の影響がなさそうなので測っていません。
熱
iStat Menusで温度を見てみます。どちらもベンチマーク直後です。
↑貼る前↓貼った後
SoCについては貼った後の方が少し低いかな…?誤差のような気もします。
実際に触ってみたところ、貼る前よりだいぶ熱くなったかんじがします。でもintelマシンと違って冷めるのも早いですね。